増税と住宅ローン減税②
こんにちは♪
寒さもいよいよ本格的になってきましたね(>_<)
さて、今回は『住宅ローン減税』について、ご紹介していきます(^^)
現在、『住宅ローン減税』は年末における住宅ローンの残高の1%にあたる金額(1年間で最大50万円)が10年間、所得税や住民税から控除されています。
増税にともない検討されている対策は、消費税率の引き上げ以降に戸建て住宅やマンションを購入した人は、減税を受けられる期間が、さらに3年間延長されるというものです。
また、延長された3年間は、建物の価格の2%を3年間で割った金額と、年末における住宅ローンの残高の1%にあたる金額を比べ、少ない方の額が控除されます。
例えば、
◎建物価格2000万円、住宅ローンを3000万円で組んだ場合
10年後のローン残高を2000万円だとすると...
2000万円×2%÷3年=13万円 < 2000万円×1%=20万円
→ 減税額:13万円
建物価格2000万円だと、消費税額が増税前は160万円、増税後には200万円で差額が40万円。
増税後、住宅ローン減税が延長されると13万円が3年控除され、合計控除額がプラス39万円。
このように、実質的に増税による負担の増加をなくすことがねらいです。
では、この増税対策、住宅ローン残高が多いほうがお得なのでしょうか?
繰り上げ返済を活用した場合と比べてみます。
繰り上げ返済を活用し、10年後のローン残高1000万円だとすると...
2000万円×2%÷3年=13万円 > 1000万円×1%=10万円
→ 減税額:10万円
これだけ見ると、繰り上げ返済をしない最初のパターンの方が、今回の施策の恩恵を受けられているようにも見えます。
しかし、繰り上げ返済を行った分の金額は元本から差し引かれるため、繰り上げ返済を活用しない場合よりも、総返済額が300~400万円安くなることもあります。
増税対策として、『住宅ローン減税』の延長以外にも、一定の収入以下の住宅購入者を対象とした補助金「すまい給付金」の引き上げや、住宅エコポイントの復活も検討されています。
私たちがお客様と家づくりに関するお金の話を打ち合わせる際には、お客様のライフプランなども考慮しながら、おひとりおひとりに合った、住宅ローンの組み方や返済方法をお話をさせていただいています。
定期的に家づくりセミナーも開催しております。
セミナーの詳細は、後日改めてこちらのブログでもお知らせいたします(^-^)♪